私たちは、氷ノ山後山那岐山国定公園に指定された上山高原を中心に自然の保全・復元活動や地域のさまざまな有形・無形の資源を活かした実践型プログラムの企画・実施しています。
日々の活動の内容等をブログにて報告させていただきます。
2023年10月27日 2023:10:27:13:17:13
10月15日日曜日、上山高原にて秋のエコフェスタが行われました!
天候が心配されていましたが、なんとか1日持ちました
無事行われましたが、風が冷たく、体が冷える気温でした
上山高原広場にて、秋のエコフェスタ開会式です
来賓あいさつ
兵庫県自然鳥獣共生課の枡田主幹
兵庫県議会の橘議員
上山高原山頂へ出発です
山頂に到着です
少し雲が広がった白い空ですが、青空トークのはじまりです
1番目は、神戸大学名誉教授、武田氏による「高原の植物について」です。
昔は今よりも草原に必要性があり、屋根材や放牧等に使う資源だったそうです。
ススキ草原を維持するには人力が必要で、森林を管理するよりも草原を管理するほうが大変、とのことでした。
今の上山高原のススキ草原に再生されるまで、とても苦労されたことが分かりますね、、
続いては、日本イヌワシ研究会の三谷氏による「イヌワシの生息」についてです。
去年巣立ち直前まで育ったが、巣から飛び立てず、ヒナは餓死してしまいました。
今年は繁殖期の11月に確認できれば、またイヌワシが飛ぶ姿が見られるかもしれない!とのことでした。
もし新しいヒナが誕生したら、餓死してしまったヒナの分も飛んでほしいですね。
最後に、兵庫県立大学准教授の布野氏による「ノウサギ等動物調査について」です。
雪原の上ではノウサギを確認しやすく、イヌワシの生息に適しているそうです。
ノウサギの生息には「雪原・草原」が必須であり、
上山高原は森だったところを草原に復元作業を行っている地域、というお話をしてくださいました。
展望台の前で集合写真をパシャリ
山頂から降りて、広場まで少し散策です
ここで新温泉町の町長が到着され、ご挨拶。
おひるごはんが到着し、お弁当が配られます
サテライト部会のすべて手作りお弁当です
栄養も美味しさも満点のお弁当、とっても美味しかったです
身体は少し冷えていますが、こころはぽかぽかですね~
お昼ご飯を食べたら、午後の部が始まります
まずは茅運び競争!
スタッフが模範演技をしています。
参加者による本番です!
茅を棒に引っ掛けてあるものを運んで折り返したら、一輪車に積んでゴールまで運びます
茅2束でとても重たくなっていますが、みなさん1位の豪華賞品のために走っています
女性の部の茅束は少し軽めに作られていますが、それでも重たいです
しかし、それを感じさせないようなレースでした
最後の種目、上山高原検定ゲームです
3択クイズで、間違えてしまうと次のクイズには挑戦できません
最後まで残った方が「茅のべっぴんさん」になります!
上山高原周辺の常識から、難易度の高い問題、さらに最近日本で話題になっていることなど、
幅広く出題されました。
絶妙な3択にうなる声がたくさん聞こえましたね
表彰式並びに閉会式です。
茅運びレース、表彰台に上ったのはこちらの方たちです!
大きくて重たい大根が渡されました。
1位の方の賞品は、但馬牛5000円分の商品券です
上山高原検定ゲームで優勝し、「茅のべっぴんさん」になったのはこの方です!
茅と四季折々の草花があしらわれた冠が進呈されました。
多くの難しいクイズをクリアしました、おめでとうございます
きれいなススキに囲まれて、とても賑やかなイベントになりましたね
賞品が当たらなかった方も素敵なお土産話ができたと思います。
お疲れ様でした!